礼拝説教「シモン・ペトロの召命」 ルカによる福音書 5:1-11
★この説教の文字原稿と動画の掲載は終了しました。
週報巻頭言「シモン・ペトロの召命」
本日の聖書であるルカによる福音書5章には、主イエスが漁師であったシモンの持ち舟に乗り、沖へ少し漕ぎ出して舟の上から群衆に教え始められたことが記されています。それは、ペトロが仕事を終え、網の手入れをしていた時のことでした。ただし、その日の漁は全くの徒労でした。この時、ペトロは、おそらく肉体的にも精神的にも疲れ切っており、一刻も早く家に帰って体を休めたかったことでしょう。
ところが、そのペトロを見て、主イエスは言われます。「沖へ漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」
思いもよらないイエスのお言葉を聞いて、ペトロは反発を抱いたに違いありません。自分はプロの漁師であり、ガリラヤ湖での漁は知り尽くしています。大工であるイエスよりも、自分の方が漁に関してはずっと知識があるのです。ペトロは、しぶしぶイエスの言葉どおり網を降ろしました。するとどうでしょう。おびただしい魚がかかり、その重さで舟が沈みそうになったのでした。ペトロはイエスにひれ伏して、罪を告白しました。本日の物語を通して、イエスに従うとはどういうことかを共に考えます。
●2月12日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
|