礼拝説教「救いの訪れ」 ルカによる福音書 19:1-9
★この説教の文字原稿と動画の掲載は終了しました。
週報巻頭言「救いの訪れ」
ルカによる福音書19章には、主イエスの一行がエルサレムに向かう途中、エリコの町に入った時のことが記されています。その町に、ザアカイという徴税人の頭(かしら)がいました。彼は金持ちで、経済的には満たされていましたが、ユダヤ人からは、敵国であるローマに同胞のユダヤ人たちから税を取り立てて貢(みつ)ぐ「売国奴」と見られ、軽蔑され、蛇蝎(だかつ)のごとく嫌われていました。
ザアカイは、主イエスの一行が来るといううわさを聞き、イエスがどんな人かを見ようと、一行が歩む道へと足を運びます。ところが、彼は背が低かったため、群衆に遮られて見ることが出来ませんでした。
そこで、彼は走って先回りをし、沿道のいちじく桑の木に登って、一行が来るのを待ち受けました。イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われました。「ザアカイ、急いで降りてきなさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」
おそらく、この時が初対面であったはずなのに、イエスはザアカイの名前をご存じでした。さらに、その夜彼のところに泊まることにしていると伝えたのです。ザアカイにとって、この時が救いの訪れの時でした。今日は、ここから み言葉に聞きます。
●1月8日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
|