礼拝説教「道をそれて見よ」 出エジプト記 3:1-6
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週報巻頭言「道をそれて見よ」
出エジプト記は、イスラエルの民がモーセに率いられ、奴隷の地であったエジプトから脱出した出来事が書き記された書物です。その道中で、彼らがシナイ山に着いたとき、主なる神から声があり、山に登ったモーセに、十戒を記した2枚の石の板が与えられます。いわゆる「シナイ契約」によって、イスラエルに律法が与えられることになるのです。
このように、出エジプトはイスラエルの新しい歴史を切り開く出来事でした。約束の地カナンを目指す荒野の旅は決してたやすいものではありませんでした。しかし、この出エジプトによって、イスラエルは、いわば民族の解放を勝ち取ったのです。
本日の3章は、そのモーセが、ミディアンの地で羊飼いをしていたとき、神の山ホレブで柴の間に上がる炎を見かける場面です。そこは、活ける神が臨在される場所でした。「あなたの履物を脱ぎなさい」この主の言葉に従って、神を礼拝したモーセに、主なる神は出エジプトの大事業をお命じになったのです。
本日は、このモーセの召命の物語を通して、神の言葉に耳を傾けます。
●10月9日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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