礼拝説教「引き離さない神の愛」 ローマの信徒への手紙 8:31-39
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週報巻頭言「引き離さない神の愛」
例年、プロ野球のシーズンが終わり、ストーブリーグと呼ばれる季節を迎えると、必ず話題に上るのが、翌年の契約更改のことです。選手の来季の契約がどうなったか、サインしたかしなかったか、そのような話がスポーツニュース等で取り上げられます。
もう、ずいぶん昔になりましたが大洋ホエールズという球団に高木豊という選手がおりました。ある年の秋、彼は球団との交渉の席で、「来季は契約しない」と宣告されます。要するに「戦力外通告」を受けたのです。その結果を奥さんに伝えるという場面を、私はたまたま、テレビのニュース番組で見ました。
その年の働きぶり、加齢によるパフォーマンスの低下を傍らで見ていた奥さんは、豊氏の話を黙って聞いた後、「長い間お疲れ様でした。これからは、第2の人生のことを考えましょう。」と豊氏に声をかけたのです。金の切れ目が縁の切れ目、というのではない、清々しい生き方、共に苦労を引き受けて行くという伴侶の姿がそこにはありました。神さまの愛もこれに似ています。ローマの信徒への手紙から、その神の愛について学びます。
●10月2日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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