礼拝説教「起き上がりなさい」 ヨハネによる福音書 5:1-9
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週報巻頭言「礼拝とは何か」
先週の役員会で、礼拝の司式をめぐっての話し合いが持たれ、その議論の中でそもそも礼拝とは何なのかということが話題になりました。礼拝とは何かというテーマを学ぶには、越川弘英という人が翻訳した『礼拝とは何か』(J.E.バークハート;日本キリスト教団出版局)という本が優れており、その中に丁寧で分かりやすい解説が記されています。
この本の冒頭で、バークハートは礼拝とは何かという問いを設定し、次のように述べます。「礼拝とは何か。それは、はるかな過去の時代から、『人間が神のしもべである』ことを示そうとする営みであった」と。つまり、礼拝を通して、「神こそが、われわれのまことの主である」とわれわれは告白し、宣言しているというのです。
さらに、礼拝とは「神の恵み深さ」に対する人間の側の「祭儀的な応答」であるともいいます。「祭儀的」とは、祝祭にあずかるような高揚感のもと、儀式を用いて、厳粛かつ静粛に、神から注がれる愛と恵みを、溢れるほど受けるということです。礼拝を通して、わたしたちは活ける神と交わり、そこから命をいただくのです。
●8月21日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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