礼拝説教「一つの教会、一つの体」 コリントの信徒への手紙一 1:10-17
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週報巻頭言「一つの教会、一つの体」
コリント教会は、使徒パウロがギリシャ本土に地峡でつながるペロポネソス半島の「首」の部分に位置していたコリントで立上げた教会です。当時のコリントは、人口60万人をほこるギリシャ最大の都市でした。このコリントに、パウロはおよそ1年半滞在しました。
その後、パウロは次の目的地であるエフェソに向かいます。パウロが去ったあと、コリント教会を牧会したのはアレキサンドリア生まれのユダヤ人であったアポロでした。イエスの直弟子であったペトロも、自らの使者をコリント教会に派遣して、影響力を行使していたと見られています。(M・ヘンゲル;『ペトロ』参照)
本日のコリントの信徒への手紙一1章では、教会の中に生じた「分争」が問題になっています。具体的には、贔屓(ひいき)にする指導者をめぐる「勢力争い」が起きていたというのです。信仰歴の浅い信徒たちから成るコリント教会の中で起きたこのような問題に対して、パウロがどのような勧告をして、問題解決を図ったのか。本日はそのことを、与えられたみ言葉から聞いてゆきます。
●7月3日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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