礼拝説教「新しい生き方」 エフェソの信徒への手紙 4:25-32
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週報巻頭言「新しい生き方」
本日の聖書箇所のエフェソの信徒への手紙の宛先であるエフェソ教会は、コリント伝道を終えたパウロが、プリスキラとアキラという信徒の夫婦を伴って、その次に開拓した教会でした。エフェソは、コリントの対岸のアナトリア半島の西岸にあり、ギリシャ人によって建設された町でした。町の中央には偉大な女神アルテミスを祀る神殿があって、世界中の人々が参拝に訪れていました。
そのような異教の町エフェソで、パウロは、イエス・キリストの福音を語り、キリストがユダヤ人とギリシャ人の間の対立や隔ての中垣を取り除き、十字架によって敵意を滅ぼすことで両者が互いに和解し合うことができるようになったと語ります(2章16節)。キリストによって、今やお互いが一つになったというのです。
信仰を与えられることによって、わたしたちは古い人を脱ぎ捨て、神にかたどって造られた新しい人を身に着ける者になったと、パウロは言います。そのように新しくされた者として、私たちがどのように振舞えばよいのか。それを本日のみ言葉から聞いてゆきます。
●5月29日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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