礼拝説教「愛の賛歌」 コリントの信徒への手紙一 13:1-7
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週報巻頭言「愛の賛歌」
コリントの信徒への手紙一13章には、新約聖書の中でも最もよく知られる「愛の賛歌」と呼ばれる美しい詩文が書き記されています。「愛は寛容であり、愛は情け深い…(口語訳)」この文章から始まる一連の賛歌は、教会の結婚式のなかで司式者によって必ずと言ってよいほど朗読されるみ言葉です。
しかし、この美しい詩文が書き送られた宛先であるコリント教会は、多くの問題を抱え、混乱を極めていました。具体的には、「わたしはパウロにつく」「わたしはケファ(ペトロ)につく」という具合に、自分たちが指示するリーダーをめぐって分争(スキスマ)が生じていたのです。そればかりか、教会の中では自分たちに与えられた霊の賜物(カリスマ)に関して、賜物の優劣を競い合い、一部の高ぶる者たちが、自分に与えられた賜物を特別に誇るということをしました。まさに、目が手に向かって「お前はいらない」と言うような事態になっていたのです。
パウロは、そのようなコリント教会の信徒たちに「最高の道」について説き明かします。それが愛(アガぺ)でした。その愛とはどういうものか、み言葉から聞きます。
●5月22日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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