礼拝説教「復活祭の朝」 マタイによる福音書 28:1-10
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週報巻頭言「復活祭の朝」
イエスが十字架上で息を引き取ったのは、金曜日の午後3時過ぎのことでした。遺体は、その日の内にローマの兵士たちによって下ろされ、引き取りを申し出たアリマタヤのヨセフによって、彼の園に移送されました。ヨセフは、主の遺体を亜麻布にくるみ、掘ったばかりの新しい墓に納めました。イエスの母マリアと、マグダラのマリアがそこに一緒に同行して、イエスの遺体が納められた場所を見届けました。
翌日はユダヤの安息日(土曜日)であったため、律法の規定により、遠方への外出はできませんでした。そこで彼女たちは、安息日が明けた翌々日(日曜日)の朝早くに、墓に向かって出かけました。イエスの葬りが簡易的にしかなされていなかったので、遺体に油を塗って改めて丁重に葬るために、香油や包帯を買いそろえて、そこに向かったのです。
彼女たちが目的を果たすためには、墓の入り口を塞いでいるあの大きな石を転がして、墓を開封することが必要でした。しかし彼女たちの力では、とてもできそうにないことだったので、彼女たちにとってそのことは、一番の心配事だったと思われます。ところが、墓に着いた時、驚くべきことが起こったのです。
●4月17日 イースター礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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