礼拝説教「悲しみの道」 ルカによる福音書 23:26-31
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週報巻頭言「悲しみの道」
本日の聖書箇所には、イエスが十字架を負わされ、茨の冠をかぶってカルバリの丘への道を歩んでゆく途中で起きた出来事が、書き記されています。
その当時ローマの兵士たちが駐屯していた「アントニオ要塞」から、イエスが息を引き取った場所とされる「聖墳墓教会」までのおよそ500メートルの道を、ラテン語で「ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)」と呼びます。この道は、印象的な聖書の記述ゆえに、今は観光名所となっています。
本日より受難週が始まりますが、エルサレムはちょうど今ごろ、世界中からの観光客と巡礼者たちが訪れて、さぞかし賑わっていることでしょう。
イエスが負っていた十字架を思いがけず負わされる羽目になったキレネ人シモンという人物が、この聖書箇所に登場する第一の人物です。第二に、嘆き悲しむ婦人たちが登場します。これらの人々は、イエスの十字架を理解する上で、重要な意味を持つ人物として描かれています。主の十字架への道に同伴したこれらの人々の心の中を想像しながら、本日の箇所を読みます。
●4月10日 受難週 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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