礼拝説教「仕える者となる」 マタイによる福音書 20:20-24
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週報巻頭言「ヤコブとヨハネ」
エルサレムへ上っていく途中のあるとき、主イエスはひそかに12人の弟子を呼び寄せて、自らの十字架の死を予告しました。「人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。」それは、子ロバに乗ってエルサレムに入場するほんの少し前の出来事でした。
すると、この話を聞いたヤコブとヨハネの母親が、息子たちと一緒にイエスのところにやって来て、「(あなたが)王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください」と申し出たのです。イエスが打ち立てる神の国で、息子たちがナンバー2とナンバー3の職位に就くことを願ったのでした。
これを聞いたイエスは、言いました。「あなたがたは、自分が何を願っているか分かっていない。」これは、自らがもたらす神の国がどのようなものか、あなたがたには分かっていない、という意味です。神の国では、地上の王国のように他者を支配することではなく、主に従うこと、多くの人に仕えることが求められるのです。
●3月6日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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