無二の土の器

投稿日時 2010-11-21 16:59:54 | カテゴリ: メッセージ

               【無二の土の器】
 パウロの端的な人間理解は「あなたがたは神の作品である」(口語訳エヘェソ2:10)という言葉に表されています。人間個々人は、型にはまった「製品」なのではなく、神さまから創られ、この世に命を与えられた無二の存在なのです。
 と同時に、「わたしたちはこのような宝を土の器の中に納めています」との言葉が表すように、人間は弱く崩れやすい「土の器」でもあるわけです。「無二の土の器」。このかけがえのなさと弱さ脆さこそが、人間の本質であり、生命存在の尊さだと言えます。
 その固有の姿に、それぞれ異なった賜物が与えられています。それら賜物とは、世の人々が言う「能力」のことではなく、神さまの御業の素晴らしさ(宝)を受けとめる「器としての」意味性です。一人ひとりは、この賜物を与えられています。
 世の中は、生産性や効率性や貢献度で人を測ることに慣れてしまい、どうやら賜物に気づき、賜物を発見する力を喪っているようです。それはとりもなおさず人間を観る目を喪いつつあることを意味していますし、人が、自分を発見してもらえない世界に生きていることなのです。
 しかし私たちは、互いに賜物を発見しあって生きて行きます。それが、教会という交わりの素晴らしさです。
                  ●11月21日 週報巻頭言 吉高 叶





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