礼拝説教「約束の地を仰ぎ見る」 申命記 34:1-7
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週報巻頭言「モーセの生涯」
モーセは、赤子の時にエジプトの王女によってナイル川で拾われ、王女の子として育てられました。成人したある日、同胞のユダヤ人が奴隷としてエジプト人から暴力的扱いを受けている光景を見て、憤慨し、エジプト人を殺害してしまいます。その結果、彼は指名手配され、殺人犯として命を狙われる「お尋ね者」の身へと転落してしまうのです。
その後モーセは、ミディアンの地に逃れ、そこで祭司エトロの娘と結婚し、彼の羊の群れを飼う羊飼いとして、新たな生活を始めました。その生活が長くなったある時、モーセは羊の群れを追って、神の山ホレブに来ます。そこで燃え続ける柴の火を見つけ、神と出会う中で、「エジプトの地から奴隷の民として苦しむイスラエルの人々を連れ出せ!」という主の言葉を聴くのです。
本日の申命記34章は、その出エジプトの大事業をなし終えて、眼下に約束の地カナンを見ながら生涯を終えるモーセの姿が書き記されている箇所です。ここから、神の言葉を聴いていきます。
●2月20日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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