礼拝説教「ひれ伏して拝むキリスト」 マタイによる福音書 2:1-11
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週報巻頭言「クリスマス」
クリスマスという言葉は、救い主を意味する英語のChristに、mass(礼拝)という言葉が加わってできた言葉です。イエス・キリストの降誕を祝う日は、教会の歴史の当初は、いくつかの選択肢がありました(1月6日、2月2日、4月2日など)。その中で、古代の「ローマ暦」において冬至の日とされていた12月25日が「降誕を祝う日」と定められ、次第に定着していきました。その習慣は遅くとも4世紀末までには、ヨーロッパの教会に浸透したと言われています。
イエス・キリストの誕生の出来事を告げる天使たちは、「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」と賛美しました。まばゆい光が羊飼いたちを巡り照らした、とあります。それは神の栄光が人間に示された出来事であり、神と人間の隔たり(壁)がなくなったことを意味します。神と人間の間に、平和がもたらされたのです。この平和を人間同士の間で実現することこそ、クリスマスに込められた神の御心です。キリストを迎えることで、私たちの心に平和が到来します。そのことが、隣人との平和な関係の構築へと私たちを駆り立てるのです。
●12月19日 クリスマス礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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