✣ 光の中を歩む ✣
毎日の日課として聖書を読み続けている方は、クリスチャンの中にどのくらいいらっしゃるのでしょう。私は残念ながら、読めていないグループの一人に含まれます。でも、かつて自分が教会の幼稚園に勤めていた時、毎朝の朝礼で聖書を1章ずつ、職員全員で輪読しながら読んでいました。12年半の在勤期間中に、3回は聖書通読をしていたことになります。今振り返ってみて、なんと恵まれた日々を過ごしていたことかと思います。
「ヨハネの手紙」(一〜三)は、創世記から黙示録まで66巻ある長い聖書の中の62〜64巻目という、最も後ろの方に置かれている書です(新共同訳聖書、旧約の続編は含まない場合)。その御言葉から、この書に至るまで聖書を読み進めてきた者たちに対して、自分勝手な解釈をして誤った信仰の道に進んで行かないように…と、最後の道しるべとして置かれているようにも感じられます。
私たち人間は皆弱く、罪を負っている者です。本来は闇の中を歩んでいました。しかし、神が私たちへの愛をイエス・キリストによって示してくださり、私たちに光を照らしてくださいました。それでも、その光の方に向き直らなければ、私たちは闇に向かって歩き続けることになります。教会は、週の初めに私たちを光の方へと向き直らせてくれます。教会と共に、キリストの光の中を歩んで行く者となれますように祈ります。
●6月27日 週報巻頭言 教会員 K.T.
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