✣ わたしにつながっていなさい ✣
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。(ヨハネ福音書15:5)
ぶどうの木は見た目には大地に踏ん張り、堂々と枝を伸ばす大木ではありません。幹は曲がり、ぶどう棚や支えが無ければ立っていることもできず、木としての材は柱や板にもならず、薪にしかならないような存在です。でも、木としての存在を誇る代わりに、厳しい環境の中でもひたすらつながっている枝に養分を送り、良い実を結ぶことに全てを注ぎます。その生き方はただひたすらにつながっているわたしたちのために、貧しく弱く、罪人とさげすまされながら十字架で死なれたイエスの姿と重なります。
主は枝であるわたしたちに、枝の先に実を結ぶことを期待されているようです。また、せっかくつながっている恵みを失うことがないようにとも言われます。誰かと、何かと、つながって生きることが赦されるわたしたち。この大切なつながりの中心に、イエスさまご自身を示して「わたしにつながっていなさい」と言われます。互いにつながりにくいコロナの状況に加え、牧師が不在となる試練の時もなおこの呼びかけを受け止めたいと願います。
●3月14日 週報巻頭言 教会員 W.M.
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