✣ 十字架の建つ幕屋的つながり ✣
自分は、学生時代、小池辰雄先生主宰の「武蔵野幕屋」から教会通いを開始しました。
ある日、小池先生に、教会と同じ礼拝をお捧げしているのに「幕屋」と命名されたのはどうしてですかとお尋ねしました所、先生はお手元から、十字架を組み入れた手作りの幕屋の模型を出され、次のように説明して下さいました。普通の幕屋(テント)は、地上に支柱を立て、その頂点が地上の複数の支点と結ばれ、テントが構成されているが、ここの幕屋は地上の中心に十字架(主イエスの象徴)が立ち、その頂点が多数の信徒と結ばれ幕屋が形成されている。そして地上の各信徒は、夫々十字架を見上げ、更にその先の天を仰ぎ、天からのお導きを、十字架を通して頂いている。また地上の信徒間は、勿論、直接自由に関わりを持つことが出来るが、出来れば十字架を通しての交わりが叶えばそれが望ましいと言うご説明を先生から頂きました。私達の栗ヶ沢教会もこの4月からいよいよ無牧師となります。しかしその無牧師の期間がどの位続くかわかりませんので、それを克服する工夫が必要となりましょう。その一つの工夫として、出来れば精神的には十字架の支柱を持つ幕屋的な、教会員のつながりをしっかり持って無牧の試練を乗り切って行くことも考えられるのではないでしょうか。
●2月28日 週報巻頭言 教会員 S.S.
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