✣ 神の救い、すべての人に ✣
先主日は、世界バプテスト祈祷週間の始まりでしたが、アドベント(待降節)の始まりでもありました。今朝は、第二アドベント礼拝を捧げます。アドベントは「到来」を意味するラテン語に由来し、クリスマス前の4番目の日曜日から始まる期間で「降臨節」とも呼ばれます。キリストの第1の到来であるクリスマスを準備するだけでなく、第2の到来である再臨にも心を向ける期待と喜びの期間です(『岩波キリスト教辞典』より)。教会は、アドベントの期間、イエスの誕生を待ち望み、クリスマスへと向かう礼拝を捧げます。
今年は、コロナのために、教会の活動に制限があり、アドベントも特別な思いの中にあります。いつになったらコロナが終息するのだろうか。私たちは、その時がはっきりしない中で、「待つ」ということのしんどさに疲れをおぼえます。そして、一刻も早くコロナから解放されたいと願う日々の中で、救い主の到来を切に待ち望み、祈り続けたイスラエルの人々の信仰に思いを馳せるのです。
私たちには、聖書の言葉を通して、すでにイエスの十字架による救いを知らされています。今、コロナで世界中が混乱していますが、私たちは、この苦難のただ中に神がおられ、主が私たちの重荷や苦しみを共に担ってくださっているという希望に心を向け、この時を過ごしたいと思います。
●12月6日 第二アドベント礼拝 週報巻頭言 牧師 村上 千代
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