✣ 子どもたちといっしょに ✣
毎年、11月第2主日の礼拝で、子ども祝福式を行っています。今年は、コロナの感染拡大が収まらない中、とても残念ですが、地域の子どもたちへの案内は控えました。コロナの影響で、今日の礼拝に子どもたちの出席は少ないですが、教会につながりのあるすべての子どもたちを喜び、祈り、成長させてくださる神に感謝をささげたいと思います。
今日の聖書箇所には、子どもをイエスのもとに連れて来た人たちが、弟子たちに拒絶され、それを見たイエスが憤った様子が書かれています。イエスは、弟子たちに対して憤ったほどに、子どもを愛し受け入れてくださったのです。「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」。当時、「女こども」は、神の国から遠ざけられている存在とみなされていました。しかし、イエスは、それとは真逆のことを宣言されたのです。
子どもは、社会的に弱い存在であり、未発達な部分を持ちますが、おとなより劣っている存在として軽視されるべきではありません。生きるためにおとなの助けを必要としますが、一人の人格として大切にされるべき存在であることを聖書から教えられます。人間は、助けられ、助ける存在です。主の助けを求めて祈り、子どもたちといっしょに育ち合っていきたいと思います。
●11月8日 子ども祝福礼拝 週報巻頭言 牧師 村上 千代
|