✣ 困難の中に希望を見る ✣
新型コロナウイルス第二波到来と言われています。いつになったら終息を迎えるのか、わたしたちには分かりませんが、とにかく感染予防に留意しながら、今を生きていきたいと思います。
今年度になってコロナの影響を受け、さらに豪雨被害が重なった方々のことを思う中、学生たちの状況が気になり、バプテスト連盟と関係のある大学(福岡市)のキリスト教活動支援課の方に状況をお尋ねしました。
「コロナ禍でアルバイト収入が激減し、食費を切り詰めて『1日1食』の生活を送っている学生たちの存在が明らかになり、学生への修学支援として『食料の無償配布』を企画、これまで第3弾まで実施、延べ534名の学生たちに食料が届いた」とのことでした。この活動は、困窮している学生たちに一方的に食料を配布するのでなく、「わずかな時間でも、できるだけ学生たちに声をかけ、コミュニケーションを大切にしていること」「学生たちが自分の好きなものを、『選ぶ』形で実施したこと」など、人と人との関係性や、個人の主体性を大切にしています。それゆえ学生たちは、食料への感謝はもちろんですが、それ以上に自分たちは忘れられていないこと、自分たちに寄り添おうとしてくれる人たちがいることに、励ましや希望を与えられているようです。困難の中で、イエスが生きて働いておられることを知らされます。
●8月23日 週報巻頭言 牧師 村上 千代
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