平和をつくりだす

投稿日時 2020-08-08 16:00:24 | カテゴリ: メッセージ

✣ 平和をつくりだす ✣

    1945年に、広島と長崎に人類史上初めて原子爆弾が投下されてから75年。広島は8月6日に、長崎は今日8月9日に、75回目の「原爆の日」を迎えました。
    17歳の時に被爆し、後にキリスト者となった長崎教会のYさんは、自らの体験を語ることを通して、愚かな戦争を二度と繰り返さないこと、核兵器の廃絶を訴え続けておられます。彼女は5年前に、『被爆七十年に思うこと』という小冊子をつくりました。この中の「くり返してはならない」というYさんの詩の一部が、昨年の平和祈念式典での「長崎平和宣言」に引用されていました。
    冊子の中で、Yさんは次のように述べています。「神は、『人は愛されるため、そして互いに愛し合って平和に過ごすために生まれたのです』と教えてくださいました。私達の生きる意味もここにあると思います。世界中の人が皆このことのために学び、考え、労するならば地球はどんなに素晴らしいところとなるでしょうか。・・・
・・・戦後七十年を経て日本は戦争体験のない人々の時代となっています。私たちは忘れやすく、弱い者です。先の戦争を省みて学ぶことがなければ再び同じ過ちを繰り返すことになるやもしれません」。そして、戦争のない平和なこの時に生かされている私たちに、平和を守る責任が与えられているのだと言われます。この言葉を重く受け止めたいと思います。

●8月9日 平和祈念礼拝 週報巻頭言  牧師  村上 千代






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