福音を分かち合うために

投稿日時 2019-11-23 14:10:39 | カテゴリ: メッセージ

✣ 福音を分かち合うために ✣

    今から130年前、1889年に、アメリカ南部バプテスト連盟(SBC)から派遣されたブランソン、マッコーラム宣教師が日本に到着しました。実はその前の1860年に、宣教師が日本に向かったのですが、日本にたどり着くことはありませんでした。当時、太平洋を渡って日本に来ることは命がけだったのです。日本に派遣された宣教師によって福音の種がまかれ、多くの人が救いにあずかり、こんにちの教会があります。そして私たちは、世界の隣人と福音を分かち合うために働き人を送り出す恵みにあずかっているのです。
    日本バプテスト連盟の国外伝道理念は、神が世界で先立って働いておられる(ミッシオ・デイ)という考えのもと、相手国の連盟または教会の必要と要請に応える形で働き人を送り出しています。キリスト教の領土拡大や、一方的な伝道をしないという姿勢です。私たちは、国外伝道を通して自らの信仰が問われ、派遣国の人々から多くを学んできました。インドネシアへの最初の宣教師から現地の声が発信され、それが戦争責任告白へと導かれ、「特にアジアの方々と共に和解と平和の福音に仕える」ということが理念に加えられました。今、日本には外国籍の人が増えています。国外伝道は私たちの足元にもあり、国の内外を問わず、福音を分かち合うように主から招かれています。

●11月24日 世界祈祷週間礼拝 週報巻頭言  牧師  村上 千代






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