✣ 主の慈しみによって ✣
日本バプテスト連盟(以下、連盟)は、2017年に結成70年という節目を迎え、『連盟70年史』を発行した。先週そのフォーラムがあり出席した。画期的なことは、これまで連盟の歴史に触れられてこなかった性差別のテーマが取り上げられたことである。
2017年度の総会で、「『連盟70年の歩みから性差別の歴史を悔い改める』声明」が出されたことは記憶に新しい。「…私たちは、私たちの間に様々な違いがあることを、イエス・キリストの福音ゆえに喜び、尊びます(ガラテヤ3:28)。しかし、その違いに優劣をつけ、力の差として利用し、支配・被支配の関係性を生じさせる時、あらゆる差別が起こります。…ジェンダーに基づく性差別を、教会形成や伝道者養成等、連盟総体としての施策にかかわる部分において公然と行ってきました。私たちは、このような性差別を生んできた構造を省み、悔い改めることを通して、私たちの内に潜在するあらゆる差別についても気づき、学び、悔い改め、今後も決して容認しないことへの決意を新たにします。…」
教会が、ルツを理想の「嫁」とし、「良妻賢母」を求めて女性の役割を固定化し、そこに閉じ込めてきたことは否めない。だがイエスは、女性たちを解放し、自由に生きることをよしとされたのだ。
●9月15日 週報巻頭言 牧師 村上 千代
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