✣ うたがう者をも ✣
今日は、アドベント(待降節)第1主日、そして世界バプテスト祈祷週間(以下、祈祷週間)最終日をおぼえて礼拝します。
私たちが世界宣教のために祈りささげる祈祷週間は、アドベントの頃に時期が定められていますが、それには理由があります。「クリスマスは、家族や友人が『神からのもっとも偉大な贈りもの』を覚えて、互いに贈りものを交換する喜びの季節です。神はこの『贈りもの』を祭壇にそなえて、人類の救いを完成してくださいました。このクリスマスは、富める者はその豊かな富から、貧しい者はその貧しさの中から、心いっぱいの捧げものをして、この喜びの訪れが、世界の果てにまで届くようにと祈るべきではありませんか」(ロティ・ムーン)。
ロティは農村伝道に携わる中、飢饉で飢えに苦しむ人びとに仕えました。とうとう自分自身の体が弱り、アメリカに戻る途中、クリスマスイブの日に神戸の港で主の許に召されたのです。中国でのロティの働きは、彼女の献身によるものではありますが、一人の罪人に過ぎない者を愛し、ゆるし、キリストの弟子として立て、苦難の中で共に苦しみ支えてくださった主の業によるものです。そして会ったこともない多くの人の祈りがあったからなのです。
●12月2日 第1アドベント・世界バプテスト祈祷週間 週報巻頭言
牧師 村上 千代
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