✣ 西郷隆盛〜その愛とゆるしの生涯 ✣
「『西郷隆盛と聖書』(著書)は、あの大西郷と言われた人物が、自殺未遂をする場面から物語は始まります。それは、西郷の光の部分を描くだけでなく、一人の人間として、その心に闇を抱えていたという事実を明らかにし、その闇にどのように打ち勝っていったかという真実を知って欲しかったからです。
“人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし人をとがめず、我が誠の足らざるを尋ぬべし”
これは、西郷さんの言葉です。ここで、西郷さんは、“天を相手にせよ”と繰り返し述べています。また、西郷さんの言葉に次のようなものがあります。“天は人も我も同一に愛したもうゆえ、我が愛する心を以って人を愛するなり。” “天”という言葉は、西郷さんが信奉した陽明学にも出てきますが、“天がすべての人を愛している”という教えは、西郷さんが、漢訳聖書を熟読した結果、遂に発見した真理だったのです。」(「Good News しらかば vol.17」より抜粋)
●10月28日 週報巻頭言
秋の特別伝道礼拝 講師 守部喜雅先生
《講師プロフィール》
1940年 中国上海市生まれ
1977〜1997年 クリスチャン新聞編集部長
1998〜2004年 月刊「百万人の福音」編集長
現在 クリスチャン新聞編集顧問
日本基督教団新宿西教会 教会員
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