✣ 感謝すべきこと ✣
「兄弟たち、わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていたら、あなたがたはこの福音によって救われます」。これらの言葉から始まるコリントの信徒への手紙 一15章で、パウロは復活論を展開します。
イエス・キリストは、聖書に書いてあるとおりわたしたちのために死んで葬られた。しかし三日目に復活し、弟子たちに現れ、最後に、教会を迫害し使徒と呼ばれる値打ちのない、取るに足りないわたしにも現れてくださったのだと、パウロは言います。そしてキリストの恵みから離れ、自分の正しさを主張し争い合っているコリントの教会の人たちに、十字架のイエスが復活されたとはどういうことなのかをもう一度心に刻んで主の業に仕えよう、と呼びかけるのです。
「わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです」(57〜58節)。
●5月27日 週報巻頭言 牧師 村上 千代
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