✣ 憐れみと癒しのイエスさま ✣
異教の地ゲラサで、悪霊に取りつかれ墓場を住処としていた男は、足枷や鎖で縛られていました。しかし、「汚れた霊、この人から出て行け」という、イエスさまの言葉によって救い出されるのです。「いと高き神の子イエス」とこの男はイエスさまに呼びかけ、イエスさまが救い主であることを告白しています。男に取りついていた悪霊の名は「レギオン」。5〜6千人から成るローマ軍の軍隊の名前です。それだけ多くの悪霊がこの男に取りついていたのでした。正気を取戻し、「一緒についていきたい」という男に対し、「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主が憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい」とイエスさまは命じられます。
自分ではどうすることもできずに苦しんでいた、悪霊に取りつかれた男の人生は、イエスさまの御業によって救い出され、その救いの業を述べ伝える者へと変えられていったのです。
はるか2千年前の物語ですが、今を生きる私たちもまた、イエスさまから御言葉をいただいています。神様から受けている豊かな恵みと深い憐みを思い返し、イエスさまこそ救い主であると述べ伝える者へと、私たちも日々新たに変えられていくのです。
●2月4日 週報巻頭言 教会員 豊原 奏
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