✣ 喜ばしい知らせ ✣
子どもが与えられることは、ザカリヤとエリサベトにとってずっと願って祈ってきたことでした。ですが実際に神様がそれをお与えになると告げられた時には、疑ってしまいました。
御使いは、「あなたにこの喜ばしい知らせを伝えるために来た」ということと、「あなたは口が利けなくなり、このことの起こる日まで話すことができなくなる」ということを告げます。そうしてザカリヤは、その子ヨハネが産まれるまで、本当に口を利くことが出来なくなります。
「時が来れば実現する私の言葉を信じなかったから」とガブリエルは言いましたが、このことは決してザカリヤに対する罰などではなく、神様からのお恵みでした。産まれてくるわが子が、自分たち夫婦の喜びだけでなく、人々の、この世の、そして神様の喜びとなる、大切な使命を帯びて産まれてくることになります。
そんなザカリヤを神様が憐れみ、ザカリヤの願いを現実のものにして下さったのです。叶えられるのは、私たちの弱い信仰によってではなく、いつでも神様によってなのだと、また知ることになります。
ザカリヤとエリサベトには長い年月与えられた苦難とその後与えられた大きなお恵みが、クリスマス、イエスキリストを通して、私たちにとっても恵みの出来事とされていることを、感謝したいと思います。
●12月3日 第1アドベント・世界バプテスト祈祷週間 週報巻頭言 教会員 面川 真菜
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