✣ 嵐の中で聞く神の声 ✣
理不尽な理由でサタンと神の賭けの対象となったヨブ。「罪もない私に苦しみを与える神とは一体何者か」とヨブは激しく問い続けます。しかし神は沈黙されて答えません。
その神がついに嵐の中からヨブに答えられます。「これは何者か。知識もないのに、言葉を重ねて、神の経綸を暗くするとは」「わたしが大地を据えたとき、お前はどこにいたのか」ヨブは逆に神に問われてしまいます。
わたしはお前の全てを知っているが、お前は私の何を知っているのか。自分の小さな知恵の故に悩んだり、疑ったりして生きているのはどうしてか。さあ目を開いてわたしの創造の業、この美しい世界を見よ。わたしはこの全世界と同じだけお前を愛している。神はご自身をヨブに示して下さいました。
「なぜですか」の答えではないけれど、神の声を聞くことによって、ヨブは心から悔い改め、「主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」という心を取り戻しました。まさに神がサタンに勝利した瞬間です。
栗ヶ沢教会では新しい牧師を求める日々が始まりました。自分の望みばかりを述べ立てず、時には黙して神の言葉を聞きたいと思います。
●10月15日 週報巻頭言 教会員 箕輪 治子
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