✣ 絶望から希望へ ✣
ルツ記は士師記と同じ時代を背景にしていますが、士師記とは対照的に、ルツ記の明るさは心を和ませます。
ルツ記のテーマは、第一は混乱の時代に生きた、神と人に忠実な人物を示す事です。主人公のルツは、異邦人モアブの女性で、姑のナオミの信じる主なる神を自分の神と信じ、ナオミの民ユダを自分の民として、故国モアブから、ベツレヘムにやって来たのです。
第二は神の深いご計画です。ルツは「たまたま」ボアズの畑に導かれ、彼と結婚します。彼は「買い戻し=贖い」の権利を持つエリメレクの親戚でした。そして外国人ルツとの間に子孫としてダビデ王が生まれ、更には主イエスがお生まれになったのです。
ルツ記はまた、美しい愛の物語とも言えます。その一つは、ナオミとルツの姑・嫁の愛であり、もう一つは、ボアズとルツの男女の愛です。
更には、姑ナオミの「行きて帰りし信仰物語」と言えるかと思います。
御教会は10月から新しい信仰の旅路が始まりました。旅路には困難や試練が伴うかも知れませんが、必ず主は解決の道を与えて下さると堅く信じて歩みたいものです。
●10月8日 週報巻頭言 平山 公司(アーク福音ミニストリー 牧師)
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