✣ 追放されたアダム ✣
アダムとエバは、神が禁じた【善悪の知識の実】(創世記2:9)を食べてしまった。神は【…食べると必ず死んでしまう】(2:17)と、その理由を明確に伝えました。ところがアダムは、【エデンの園】を追放されるとまでは考えなかったのでしょう。
この物語の面白い所は、すべての人に共通する「人間堕落のプロセス」を伝える点です。
「これくらいなら良いだろう」「こんなもの大した事はない」…誰もが思います。これが命取りになるのです(破滅や死を招く)。
人は誰もが弱さを抱えています。だから自分の弱さを認め、反省する気持ちを持つことが大切だとされます。でも、そこで終わっていたら、再び同じ過ちを繰り返すのが人間の実態です。過ちを繰り返さないために、私たちはどうすればよいのでしょうか。
鍵はキリストです。アダムは神に追放されましたが、イエス・キリストは神への道を回復した“救い主”です。キリストに結ばれて、堂々巡りの生活から脱出するのです。
1)神の近くに身を置く(ヤコブ書4:7-8)
…聖書の言葉、祈り、讃美の輪(礼拝)に加われば、そこに「堕落の余地」はありません。
2)キリストの言葉を心に宿す(マタイ4:1-11)
…アダムとエバは悪魔の誘惑に負けた。が、キリストは誘惑を跳ね返した。
●7月30日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
|