✣ 求めよ、探せ、門をたたけ ✣
イエスさまは、弟子たちに、集まって来た人々に、このように教えました。
【人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい】(マタイ7:12)。
これは“黄金律(Golden Rule)”と呼ばれ、キリスト教倫理の原則として広く知られています。私(イエス)がここにいる。だからあなたがたは、人からして欲しいと思うことを自分から率先して行え、というのです。
これに対して、「孔子の教えにも『自分がして欲しくないことは、人にするな』とある。イエスも同じことを言ったに過ぎない」と言う人もいます。
さて、“黄金律”と『孔子の教え』は、同じことを言っているのでしょうか?
私は、まったく違うと思います。孔子の教えは、人として、当たり前のことです。でもその当たり前が、当たり前に出来ない。それが人間の現実です。しかし少し我慢するか、ここが踏ん張り所と腹を据え、歯をくいしばって頑張れば、出来ないことはありません。
ところが、“黄金律”は“イエスさまの十字架と復活”を土台とする“福音(喜びの訪れ)”です。“聖霊の力”によって実現されます。
イエスさまを信じて、イエスさまに従い、イエスさまと共に生きる人が体験する幸い、それが“黄金律”です。“I am OK, You are OK”という新しい世界が始まるのです。
●1月15日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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