✣ イエス、洗礼を受ける ✣
2017年元日は“日曜日”です。教会で礼拝が行われる日です。まず礼拝をささげる、それから行動へ。これはキリスト者の生活の基本です。今年、神さまはカレンダーの並びを用いて人々を“祝福”へ招いているかのようです。“祝福”への招きといえば、バプテスマ(洗礼)は、「罪人」が神さまから受ける“最高の賜物”です。イエスさまも洗礼者ヨハネからバプテスマを受けました。ヨハネが“悔い改めへの招き”のバプテスマを行っていると、そこへイエスさまが来て、自分も受けたいと申し出ます。ヨハネは当惑します。なぜなら、ヨハネのバプテスマは罪に汚れた人へのものであり、イエスさまは受ける必要がないと考えたからです。ヨハネは、むしろ自分の方がイエスさまからバプテスマを受けるべき「罪人」だと思ったほどでした。
イエスさまはヨハネからバプテスマを受けるに際して、【今は止めないで欲しい…我々にふさわしいことです】(マタイ3:15)と語りました。このバプテスマには、救いを必要とする人々と“イエスさまが連帯する”という意味があります。イエスさまは、ヨハネからバプテスマを受けることで、ご自分から「罪人」へ歩み寄られたのです。
バプテスマ(洗礼)を受ける。それは、一人の「罪人」が“イエスと連帯した”ことを意味します。十字架を負ってキリストに従う歩みが、ここから始まるのです。
●1月1日 新年・元旦礼拝 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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