✣ 共に生きるとは ✣
社会運動家であり、キリスト教の伝道者として有名な賀川豊彦(1888-1960年)の言葉です。『クリスマスの精神を最も面白く、有効に象徴するのはサンタクロースである。その伝説はクリスマスの大切な意味を三つの観点から告げている…』。
賀川豊彦がいう『クリスマスとサンタクロース』の関係を要約してみました。
1)教育の観点
…1年で最も闇の深い冬至の頃、サンタクロースは来る。その意味は『闇を破る光』。すべての人を照らす光が来ることを、サンタクロースは子どもたちに教えている。
2)奉仕の観点
…サンタクロースは、そりに乗り、プレゼントを携えて、遠い地にいる子どもたちを訪ねる。子どもたちは『無条件の恵み』を受けて喜ぶ。奉仕の原点は喜びである。
3)苦難突破の観点
…人は、わがままな思いを十字架にかけて、意識的に『神の子となる心』を持つとき、神の無償の愛が「有限なる人」に宿る。こうしてサンタクロースの伝説が継承される。それは新しい世界への招き。
賀川は、これを知らずに過ごすなら、そんなクリスマスは一種の戯言(たわごと)に過ぎないと記していました。
聖書は終始一貫、『この人(イエス・キリスト)を見よ』と語ります。キリストが何千回ベツレヘムに生まれても、あなたの心に生まれなければ無意味です。心に光を灯しましょう。
●12月18日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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