✣ 異邦人ナアマンへの恵み ✣
イスラエルの隣国、アラムの王の軍司令官、ナアマンは、重い皮膚病を患っていました。何とかしてその病を治したいと思っていた彼に、主の招きの言葉を届けたのは、アラム軍がイスラエルに侵攻した時に、捕虜として連れ去られ、ナアマンの妻の召使いをしていたイスラエル人の少女でした。
「サマリアの預言者の所を訪ねれば、重い皮膚病を治してもらえるでしょう」
ナアマンはその言葉を信じて、はるばるイスラエルに赴き、「神の人」エリシャを訪ねます。しかし、彼はエリシャの対応に不満を抱いて憤り、彼の元を立ち去ろうとします。そんな彼を、神は辛抱強く、今一度招いてくださったのです。彼の家来が彼をいさめて思いとどまらせ、悔い改めた彼は、ついに神の力によるいやしの恵みを得て主なる神への信仰へと至ります。
異国に連れ去られた小さな一人の少女の信仰が、異邦人ナアマンに福音の種をまき、主の恵みが彼に与えられたように、私たちも主を心から信じて、隣人を愛しながら生きていくことで、自分の周りの人々に福音を伝えることが、きっとできるはずです。
私たち一人一人が、たとえ小さくても主に用いられる器となっていけるように、祈りながら歩んでいきましょう。
●9月18日 週報巻頭言 教会員 衣笠 壮
|