✣ 一粒の麦イエス ✣
教会暦によると今年のレント(受難節)は2/10(水)-3/26(土)です。イースター(復活祭)は3/27(日)。教会暦を採用する教派では、イースター前6週間(日曜日を除く40日)を“悔い改め”をあらわす時としています。
クリスマス(キリスト降誕祭)はクリスチャンが少ない日本でも定着していますが、イースターは定着しているとはいえません。クリスマス前のアドベント(待降節)の期間がクリスマスの雰囲気を盛り上げるように、レント(受難節)の意味を人々に理解してもらい、雰囲気を盛り上げることが出来たらイースターも日本に定着するのでは…と私は考えています。そこで期待されるのはクリスチャンの働きです。イースターの本家クリスチャンがレントを何となく過ごしているようでは論外です。今年のイースターを「普通の日曜日」にしないために、レントの過ごし方を工夫して欲しいのです。
レントのテーマは“悔い改め”です。それは『魂の調律』をすることです。ピアノもギターも、正しい音を奏(かな)でるには調律が不可欠です。オーケストラは演奏前に必ず“音合わせ”をします。
私たちは、このレントの季節に聖書の“キリスト受難物語”を読み直して、『魂の調律』をするのです。楽器が絶対音階によって調律されるように、私たちも『一粒の麦イエス(神の絶対恩寵)』に触れることによって、心も体も魂も癒されるのです。
●2月14日 週報巻頭言 山田 幸男
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