✣ 死んだ骨の復活 ✣
きょうは「召天者記念礼拝」です。昨年もこの欄に記しましたが、教会では死者を「神さま」「仏さま」とみなして拝(おが)むことはありません。講壇の横に天の御国へ凱旋された方々の写真を並べてありますが、誤解のないようにお願いします。
では何故、「召天者記念礼拝」を行うか。理由は単純明快です。私たちよりも一足先に神さまのもとへ召された方々が、地上にいたときに大切にした“精神(Spirit)”を、ここで確認して、それを私たちが受け継ぐためです。それは、“信仰・希望・愛”です。
1)信仰 … 天地創造の主(神さま)がいつも共にいてくださることを
信じる心を持つ。
2)希望 … 神さまは私たちと共に働いて万事を益としてくださる
約束を忘れない。
3)愛 …… いつも喜び、常に祈り、感謝を忘れず、キリストのように
人を愛すること。
「死」には大きな特徴があります。時間経過と共に冷たくなり、硬直化する。やがて腐敗し、朽ち果てる。一方、「命(いのち)」の特徴は、時間経過と共に成長(変化)することです。「命(いのち)」のあるところには、必ず、ぬくもり(あたたかさ)があります。
私たちは、愛する人々を偲ぶだけでなく、彼らが大切にした“Spirit(信仰・希望・愛)”を受け継ぎたいのです。そして、「現実の世」を雄々しく強く生き抜くために、この礼拝で“復活の力”に与るのです。
●11月1日 週報巻頭言 山田 幸男
|