✣ 喜び・祈り・感謝 ✣
『親切をすると人は元気になる…』。ある雑誌の記事に目がとまりました。「親切にされる」ではなく、「親切をする」のです。親切をすると、オキシトシン(脳内物質)が脳と体をめぐり、人は元気になるというのです。更に、人やペットと触れ合えば、ストレスが和らぎ、“幸せ”を感じて脳が若返るとありました。
今、ヨーロッパを中心に脳内物質オキシトシンが注目されているそうです。これは、かつては女性の妊娠出産時の乳汁分泌や、産後の健康回復に影響するホルモンとして知られていました。最近の研究では、このホルモンは男女の区別なく分泌され、①幸せ感が増してストレスが減る、②内臓機能を改善・炎症を抑える、③心も体も元気にする、等の働きがあることが分かって来ました。
オキシトシンを分泌させる方法は簡単で、誰にでも出来ます。自分に出来る親切を心がけるのです。例えば、出入口で自分の後の人のためにドアを押える、荷物を持ってあげる、体の弱い人に席を譲る、人に順番を譲る、寄付する、ボランティア活動を行う等々。但し、『親切をするときに見返りを求めない』こと。これが最大のポイントだそうです。聖書の教えの通りだな、と思いました。いつも喜び、絶えず祈り、すべてに感謝。人を幸せにするとき、自分が癒されるのです。
●6月21日 週報巻頭言 山田 幸男
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