✣ あなたのなすべきこと ✣
きょうのメッセージは、『サウロの回心』です。当時の全世界(地中海を囲む地域)に“キリストの福音”を宣べ伝えた使徒パウロの登場です。パウロは、最初は熱心なユダヤ教徒であり、キリスト教会は大嫌いな迫害者でした。彼は、教会を撲滅するためにダマスコの町へ向かう途中、“天からの光(使徒9:3)”に撃たれて回心します。この回心が、使徒パウロの“復活のキリスト”に出会う体験でした。
神さまは、ご自身の御こころを実現するために、さまざまな人物を“器”として用います。ペトロもパウロも、その中の一人です。神さまは、その人の内側に秘められた“賜物”に目をとめて、最も相応しい場所で、その“器”を用います。まったく違う“賜物”が、神さまの導きによって見事に調和して、“神の出来事”になるのです。
しかし、喜んでばかりもいられません。大きな賜物を備えた人は、油断すると「傲慢」という罪をむき出しにします。一方、小さな賜物を備えた人も、「ねたみ」や「ひがみ」という罪をあらわすことがあります。神さまに選ばれた人であっても、キリストから目を離せば簡単に「罪」に堕ちてしまう。キリストが主(御言葉に聞く)、十字架に跪き(祈る)、賜物を捧げる(調和…共に神を讃美する)を忘れないようにしましょう。
●4月12日 週報巻頭言 山田 幸男
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