赦し・交わり・希望の食卓

投稿日時 2010-02-28 16:28:35 | カテゴリ: メッセージ

            【赦し・交わり・希望の食卓】  
 M.L.キング牧師のワシントンでの演説「私には夢がある」は、今も私たちの心を揺さぶります。その夢とは「食卓の風景」でした。かつての奴隷所有者の子孫たちと、奴隷の子孫たちが、皮膚の色や背景の違いを超えて共に一つのテーブルに座っている夢です。
 神の国を、共に座る食卓としてイメージすることは、今日、尚、有効なことです。世界の人々は未だに食物をわかちあえず、一つのテーブルにつくことができないままだからです。そして、そのような時代の教会の「在り方」を想うとき、教会を「主イエスの食卓」として理解したり、省みたりすることもまた、とても大切な視座ではないかと感じます。
 「いったい、この食卓には、誰が共にいるのか。」「ここで、あなたは何を味わっているのか。」この問いが響く、それがイエスの食卓です。
 罪人らとの食事。重病人の家での食事。5000人の供食。そして最後の晩餐。
 主イエスの食卓で、人は驚くべき憐れみと、赦しと、招きと、愛を味わうのです。
          ●2月28日週報巻頭言・吉高 叶






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