✣ この目で救いを見た ✣
新約聖書ヤコブの手紙4章6節に、「神は高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる」とあります。「高慢」はあらゆるものを破壊します。神さまを信じない人も「高慢」の害は知っています。「高慢」から生まれる「強情」に心を支配されて好機(チャンス)を逃してしまう。「見栄」を張って人間関係に要らぬヒビを入れてしまう。「知ったかぶり」をして、あとで大きな恥をかく…。心当たりはありませんか?
「高慢」は自分だけでおさまりません。周りにいる人々を巻き込んで迷惑をかけたり、時には取り返しのつかないダメージを残してしまう。誰もが「高慢」の弊害を知っています。しかし、頭では分かっていてもやめられず、同じことを繰り返してしまう。これが私たちの現実です。
二千年昔、救い主イエスは、にぎやかな大都市ではなく、田舎の寒村に誕生しました。ウルトラマンのように勇ましく登場したのではなく、無力な赤ちゃんとして世に降りました。生まれた場所は馬小屋(家畜小屋)。ひざを折り、腰を曲げ、頭を下げないと、飼い葉おけに眠るイエスさまにお会いできません。これは、よく知られた格言「実るほど、頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」を見える形で伝えています。
●12月28日 週報巻頭言 山田 幸男
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