永遠の故郷とは

投稿日時 2014-10-31 11:30:49 | カテゴリ: メッセージ

✣ 永遠の故郷とは ✣

    きょうは「召天者記念礼拝」です。講壇の前に“天の御国”へ凱旋した兄姉の写真が並んでいます。誤解のないように申し上げておきます。教会では死者を拝みません。聖書は“天の御国”へ凱旋した兄姉が、「神さま」や「仏さま」になるとは教えていません。
    それなら、なぜ、「召天者記念礼拝」を行うのでしょうか。その理由は、今は亡き兄姉がこの地上にいたときに大切にしていた“精神 (Spirit)”を私たちが受け継ぐためです。傲慢にならないために“謙遜の心”を忘れない、試練に負けないために“天地創造主がいつも共にいてくださる(インマヌエル)”を忘れない、聖書にあるように“主なる神は、神を信じる人々と共に働いて万事を益としてくださる(Rom8:28)…希望”を忘れないためです。
    これらをひとことで言えば、“キリストのいのち”を受け継ぐこと。そこには“ぬくもり(あたたかさ)と成長(完成をめざして変わり続ける)”があります。これと対極にあるのが「死」。「死」の特徴は時間経過と共に「冷たく」なり「硬直化」する。やがて「腐って」「朽ち果てる」。私たちはきょう、在りし日の兄姉を偲び、“キリストのいのち”を受け継ぐために集いました。“キリストのいのち”こそ、“永遠に輝く光”。ここに“永遠の郷里”がある。聖書はそのように教えています。

●11月2日 週報巻頭言 山田 幸男






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