✣行け、汝の信仰、汝を救えり✣
こういう言い方は、あまり好きではないのですが、祈りの世界の素晴らしさは、実際に体験してみないと分かりません。いつの時代も信仰に生きた人は、「祈る生活」を大切にしています。祈ることによって、試練に立ち向かう勇気を与えられる。上からの力に包まれる。素晴らしい“恵み”を実感する。この上向きのスパイラルが、「祈る生活」を豊かにします。こうして祈る人は、更に次の祈りへ促されて行くのです。祈ったら、直面するすべての問題が直ちに解決するというわけではありません。祈っても祈っても、なかなか先へ進めないのが私たちの現実ではないでしょうか。ところが、聖書に登場する人々、特に神さまから祝福される人々は、それでも尚、「祈る生活」をやめない。祈り続けます。私たちは、祈ること、求めることを、なぜ、途中でやめてしまうのか。“神の時”は必ず来ます。イエスさまは盲人バルティマイに『行け、汝の信仰、汝を救えり』と言われました。バルティマイの目が見えるようになったのは、この宣言の直後です。見えるようになった彼は、その後、『なお道を進まれるイエスに従った』(Mk10:52)。その道は“受難と十字架への道”。すべての人が救いに招かれる道です。祈りが聞かれたら、あなたはどの道を行くつもりですか?
●5月25日 週報巻頭言 山田 幸男
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