『傷ついて、祈って、癒されて、そして』
本日証しの機会が与えられたことを心から感謝します。私は吃音障害(言葉を話そうとすると脳から舌や肺にうまく信号が伝わらず、声が出なくなってしまう病気)を患っています。挨拶を返せない、電話にも出られない。不自由な生活の中で「言葉は返せないけれど、あなたのことが大好きです」と伝えたい、そう思った私が出した答えは「ずっとにこにこしていること」でした。授業で当てられようものなら、言うべき文字は目で見て分かっているのに息を吸うばかりで過呼吸になり、嘲笑され「予習して来ていない不真面目な奴だ」と誤解されることも数多くありました。しかし、それでもやはり私は人間が大好きで、積極的に人と話すことをやめることができませんでした。この世で心が傷つけられることの大半は人間関係から来ますが、神さまはそんな小さく弱い私を器として選び、この1年間に劇的な恵み −Amazing grace− を注いでくださいました。本日はその体験を、聖霊のおもむくままに証ししたいと思います。
●3月16日 週報巻頭言 笹岡 智子
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