主の祈り

投稿日時 2014-03-02 18:54:17 | カテゴリ: メッセージ

「主の祈り」

イエスは、偽善者や異邦人のような祈りを戒められ、祈りの模範として、
「主の祈り」を私たちに教えて下さった。そして、この祈りは、私たちの教会を含めて、今日多くの教会において奉げられているが、ともすればお題目の如く、
半ば習慣的に繰り返されていると言うことはないであろうか。
もう一度、その本来の意味を深く考え直して見る必要があると思う。

イエスは、旧約の時代の「小聖書」とマルチン・ルターに言われた「詩編」(150篇)の、広義の祈りと讃美に加えて、「詩編」に少し希薄であると言われている、他人のための、敵のための、積極的な罪の赦しを祈る「愛」の祈りを加えて、
「主の祈り」を集大成なされた。

「主の祈り」は、私たちの日常生活の中で失われているものへの祈りであり、また自然にはとても祈られそうもないことへの祈りである。そして「主の祈り」は、先ずは父なる神への呼びかけで始まり、前半は「み名」と「み国」と「みこころ」のための、「神」に関する祈りであり、後半は「我ら」の体や信仰生活や実存に関する、「我ら」人間に関する祈りとなっており、最後は「神」に対する頌栄を以って終っている。

今朝は、この「主の祈り」一句一句の学びを通して、「神」への祈りのあり方を、皆さんと共に学んで行きたいと思う。

●3月2日週報巻頭言 
杉野栄美






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