【尽きせぬぶどう酒のめぐみ】
新年あけましておめでとうございます。
日本でお正月と言えば、初日の出、初夢、初詣と初物が続きます。
新しい年の始まりには晴れやかな気持ちとともに、昨年とはすこし違う良いことがあることを誰もが祈っていることと思います。 栗ヶ沢教会の兄姉の皆様も新しい
牧師をお迎えすることに期待に胸をふくらませながら新年を迎えられたことでしょう。
さて、今日のお話は新年最初の礼拝にふさわしくイエスの初奇跡(しるし)のお話です。ガリラヤのカナの婚礼でぶどう酒が足りなくなったとき、イエスが6個の水がめの水を上質なぶどう酒に変える最初のしるしを行い、その栄光を現されました。
清めの水がめは古いユダヤ教の儀式、形式を象徴し、救い主イエス・キリストがこの地上に来られて、すべてがまことの喜びをもたらすぶどう酒へ変わって
行くこと、清めの水をいくら使っても人間の罪は清められず、イエスの十字架によってのみ罪があがなわれたことのプロローグとしてこのお話しがあります。
そして、飲みきれないほどのぶどう酒は、イエスの恵みがすべての人に分けるに
十分な量があり、あらゆる必要を満たしてあまりあるほど与えられることを私たちに示しているのです。
●1月5日週報巻頭言 前野一郎
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