『神の約束』
「星を動かす少女」
松田明三郎(あけみろう)作
クリスマスのページェントで
日曜学校の上級生たちは
三人の博士や牧羊者の群や
マリヤなどそれぞれ人の眼につく
役をふりあてられたが、
一人の少女は誰も見ていない
舞台の背後にかくれて
星を動かす役があたった。
「お母さん、私は今夜星を動かすの。
見ていて頂戴ね・・・・」
その夜、堂に満ちた会衆は
ベツレヘムの星を動かしたものが
誰であるか気づかなかったけれど、
彼女の母だけは知っていた。
そこに少女の喜びがあった。
クリスマスおめでとうございます。
栗ヶ沢教会のクリスマスの行事の一つひとつに、
神さまの豊かな御祝福がありますようにと心からお祈り申し上げます。
時を超え、時代を貫いて、全世界を覆う神の約束は、今年も果たされる。
そのことの喜び。教会に集う私たちは、毎年この出来事を経験できる
喜びをいただいている民です。そして、この出来事は、
神の大きな愛に裏付けられていることをご一緒に味わい、
喜びたいと思います。
そして、東方からやってきた学者たちが、神さまに守られて、
帰り路についたように、私たちもそこから新しく出発したいと思います。
●12月22日週報巻頭言 野口 哲哉
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