【死に打ち勝つ力】
本日は召天者記念礼拝のため、お越し頂き、真に有難うございます。
さて第一コリント15章で、パウロは「死」と「勝利」「とげ」という言葉を使っています。「死よ、おまえの勝利はどこにあるのか。死よ、おまえのとげはどこにあるのか」(55節)。
このように「死」と「勝利」「とげ」という言葉が一緒に出て来るという事は、どこかに、死が勝利をほしいままにしていた、死がとげを持っていた、そのような感覚があります。
ある日親しくしていた方、或いは長年一緒に暮らして来た家族が病に倒れ、この世を去って行く。その様な時、人は自分が無力だと感じる事でしょう。
それに対し、聖書は、「死よ。お前の勝利など、どこにもないではないか。死よ。お前のとげなど、どこにもないのだ」と訴え続けて来ました。
時に私たちは、死の方が強いと思いがちです。そのような私たちに対して、そうではない、と主張して来たのです。
では、勝利するのは誰なのか。これは十字架上に死なれ、甦られたイエス様です。このお方が、ご自分が死に打ち勝たれた勝利を、信じる者たちにも与えて下さるのです。
●11月3日 週報巻頭言 平山公司
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