安息日

投稿日時 2013-05-20 17:02:47 | カテゴリ: メッセージ

【安息日】
旧約聖書創世記の冒頭、天地創造の物語に、神が6日の間お働きになり創造の業を成し遂げられ、7日目に休息されたことが書かれています。
これが安息日の始まりであり、安息日を神に捧げる日と定める根拠となりました。
新約聖書時代のユダヤ教では、厳しい戒律と掟の中でいかなる労働をも禁止していました。本来は、奴隷や家畜をも含む弱者保護が目的であり、天地創造の神の業を覚え、出エジプトやバビロン捕囚の解放を想起するための神礼拝の時であったはずです。
しかしイエス様の時代では、細かな規則や律法によって逆に人間を従属させ、支配する制度へと変えられていったのでした。
そして、安息日問題は、イエス様とユダヤの指導者たちとの間に大きな軋轢と緊張をもたらす出来事となりました。
なぜなら安息日制度こそが、当時のユダヤ教の律法の精神を具体的に生活化するように完備した制度だったからです。
そこでは、人を幸せにするための安息日制度が、人を束縛し、その人の命を殺す方向へ働いていることが、はっきりと語られています。
尚、私たちキリスト者は「キリストの復活」を記念して日曜日を「主の日」と呼び、この日に主日礼拝を捧げています。
 ★5月26日 週報巻頭言 面川正史




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