多勢に無勢! えぇじゃないか
投稿日時 2012-05-09 22:40:46 | カテゴリ: メッセージ
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【多勢に無勢!えぇじゃないか】士師記7:1−7
イスラエルの民はモーセに率いられてエジプト脱出に挑み、ヨシュアに導かれて約束の地・カナンへの進入を果たしました。けれども新たな試練、新たな誘惑がイスラエルを襲います。それは、先住民たち(カナン人、モアブ人、アンモン人、ミディアン人、ペリシテ人など)が信じる神への心移りでした。先住民たちの神は、バアルやアシュタロテという名前の作物豊穣をもたらすと信じられてきた農耕神々です。カナンでの定住生活をスタートさせ、農耕を憶えはじめたイスラエルにとって、もはや出発を促し旅路を導いてくれたアブラハムの神・モーセの神よりも、豊穣や生産に関係のある神の方が大切になっていたのでした。
けれどもその結果、イスラエルは、自分たちの存在意味を見失い、先住民たちに呑み込まれ、同化・吸収されてしまう危険性に陥っていきます。その危機の中で、神への信仰を取り戻し、他国への同化・迎合と闘うために立てられたリーダーのことを「士師」と呼びます。
今日は、それら士師たちの中で、最も有名な士師ギデオンの闘い(葛藤)を見つめてみましょう。
●5月6日週報巻頭言 吉高 叶
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